基本的考え方と診察態度
- まずは、視診・触診のレベルでの診断を行います。急性症状がある場合には、随時急患対応をいたします。
- 治癒するまで責任を持って経過を診ます。高次医療機関での加療が必要と判断した場合にはその時点で適切と判断する医療機関に紹介いたします。
- 病理科、皮膚科、耳鼻咽喉科、内科等と緊密な連携をとり、集学的な治療を行います。
当施設で加療を行った代表的な疾患紹介
症例1:口腔扁平苔癬
62歳 女性
「歯茎全体痛い。口の横と内側こわばっている感じ」とのことで急患来院
処方薬1: サルコートカプセル外用50μg
処方薬2: アズノールうがい液4%
症例2:口腔カンジダ症
処方薬1:ファンギゾンシロップ100㎎/L
処方薬2: フロリードゲル経口用
症例3:単純疱疹
処方薬1:バルトレックス錠他、抗ウイルス薬
治療前(2013年8月)
治療後(2013年9月)
症例4:帯状疱疹
脳脊髄神経の支配領域にみられ、胸部、頸部、三叉神経の順に多いです。
三叉神経の支配領域における発生頻度は、第1枝(眼神経)約40%、第2枝(上顎神経)約25%、第3枝(下顎神経)約20%です。
処方薬1:バルトレックス錠他、抗ウイルス薬
症例5:難治性口内炎
処方薬1:ケナログ口腔用軟膏0.1%
処方薬2:アズノールうがい液4%
症例6:舌難治性潰瘍
64歳・男性
症例7:頬粘膜線維腫
27歳 女性
主訴:「3ヶ月前より左頬粘膜にできものできている。大きさ変わらない。咬みやすい」