白い冠を作成する機械(CAD/CAMシステム)を導入しました。
歯型を取り込みコンピューターによるデジタル技工が行えます。
これにより、院内でジルコニア(陶材)や保険適応のCAD/CAM冠などの被せ物が製作でき、患者様のニーズに合った白い被せ物を提供することが可能になりました。
金属を使用しない白いクラウン(被せ物)、インレー(詰め物)に興味はありませんか?
CADCAM冠、CADCAMインレー(保険適応)
保険の白い被せ物・詰め物です。
2020年9月時点では前歯から第一大臼歯までの条件はあるものの保険の適用範囲となりました。
また、2022年4月より詰め物も白くすることができます。
~メリット~
- 保険が適用されるため自費診療に比べ費用を抑えられる
- 金属を仕様していないので、金属アレルギーの心配がない
- 銀歯よりも目立ちにくく、きれい
- 機械を使用するため短期間で製作できる
~デメリット~
- 銀歯よりも費用が高い
- 天然歯やセラミックの歯に比べ、透明感が少なく色調が単調
- セラミックや金属に比べ強度が劣る
- 時間の経過と共に変色・着色する
ガラスセラミックe.max(保険適用外)
光の透過性が優れているため、より自然の歯に近い色を出すことができます。
金属を使用しないで綺麗に治したい方にはとてもお勧めできる材料です。特にインレー(詰め物)は残っている歯と色や透明感がとても似ているので、口を大きく開けると目立ってしまっていた金属色の補綴物もe.maxを使用すると全く気にならないほどまで改善します。
~メリット~
- 高い透明感で天然歯のような自然な仕上がり
- ほとんど変色しない
- 汚れがつきにくい
- 耐久性が高い
- 天然歯と同程度の摩耗性のため、嚙み合う歯(対合歯)に優しい
- 金属を使用していないので金属アレルギーを生じない
~デメリット~
- 天然歯を削る量が少し多い
- 複雑な色付けには限界がある
- 透明度が高いため、中の歯の色が透過する
- 保険適用外のため、自費診療
ジルコニア(保険適用外)
セラミックの1種で、非常に硬くて丈夫な性質を持つ人工素材になります。
その硬さゆえに、これまで金属しか使われていなかった奥歯のクラウン(被せ物)やブリッジにも、昨今ではジルコニアが使用されるようになってきました。セラミックの1種ということもあり、審美性が高いことも特徴です。
~メリット~
- 非常に硬くて丈夫
- 審美性に優れている
- 変色しにくい
- 金属を使用していないので金属アレルギーを生じない
- 治療に使える範囲が広い
- 仮留めで使用感を確認してから本留めできる
~デメリット~
- 保険適用外のため、自費診療
- 硬すぎて他の歯を傷つけることがある
- ガラスセラミックに比べると透明感に劣る
- 天然歯を削る量が少し多い