内科

内科について

内科の領域別専門医と総合診療医が協力しながら、沼田医療圏唯一の総合病院として一定の専門性を堅持して内科疾患を幅広く診ています。各専門チーム間の協力関係がよく、領域別専門医と総合診療医との合同カンファレンスも常に行っており、診療面でその良さが発揮されています。医師研修面でもプライマリ・ケアの修得によいフィールドと考えています。
日本内科学会、日本プライマリ・ケア連合学会、日本病院総合診療医学会の教育施設に認定されており、各学会認定の認定医、専門医を養成していく場としても、県内でその一角を担っており、学会活動も重視しています。

診療日について

詳しい診療日は外来診療表をご確認ください。

初診外来

午前:月曜日~土曜日
急性疾患及び慢性疾患(高血圧・高脂血症など)で定期予約以外の診療と一般健診(受験や採用時)
  • 初診外来は総合診療科医師が交代で主に対応しています。
  • 専門的な治療が継続されることが望ましい場合は、それぞれの専門外来に紹介されます。

専門外来

血液・甲状腺・喘息・呼吸器・糖尿病・肝臓・腎臓・膠原病・循環器・不整脈・ペースメーカー・消化器内科・神経内科など多岐に渡った専門外来を設置しています。

  • それぞれの専門分野の医師によって診療や治療相談が行われています。
  • 全て予約制です。

予防接種

インフルエンザ(10月~2月)、肺炎球菌、おたふくなどの予防接種も随時取り扱っています。
くわしくはAブロック外来へ電話でお問い合わせください。

各科の紹介

消化器部門

  • 胃および大腸、胆道・膵臓の内視鏡検査を北毛地域で最も多く手がけています。2020年は胃カメラ約5000件、大腸カメラ約1600件、胆道・膵臓の内視鏡検査(ERCP)約260件と県内でも有数の件数を行っています。
  • 治療として内視鏡を用いたポリープ切除や緊急時の消化管出血の止血・異物除去なども行っており、また、胆道・膵臓疾患の診断・治療に必須であるERCP関連手技(内視鏡的胆管結石除去術や内視鏡的胆道ドレナージ術など)、経皮胆道ドレナージ術、肝生検、食道静脈瘤に対する内視鏡治療(EVL・EIS)などの高度医療にも取り組んでいます。
  • 最新の高画質の内視鏡装置、胃や大腸の病変を拡大倍率で観察できる拡大内視鏡や、苦痛の少ない経鼻内視鏡、大腸内視鏡時のお腹の張りなどの苦痛を軽減するCO2送気装置も導入しております。

呼吸器部門

  • 主として慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、間質性肺疾患を対象に呼吸器専門外来を設け、地域の中で中心的な役割を担いながら積極的な診療を展開しています。 肺癌については呼吸器外科と日常的に協力を強めています。多くの塵肺の患者さんを管理しており、睡眠時無呼吸症候群についても対応しております。
  • 在宅酸素療法、在宅人工呼吸器療法の管理患者数は県内でもトップレベルを維持しています。
  • CTガイド下肺生検、胸腔鏡下肺生検(外科)、NIPPV療法を積極的に取り入れております。
  • 禁煙外来では、週1回保険診療で禁煙のサポートを行っています。

循環器部門

  • 虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心不全、弁膜症、不整脈、閉塞性動脈硬化症などの循環器疾患の診断と治療を、できるだけ地域内で完結することを目指し、診療を行なっています。
  • 心疾患の予後とQOL改善を目的とし、院内に多職種で構成する心臓リハビリテーション(心リハ)チームを結成し、心リハに取り組んでいます。
  • 地域との連携を強化していくことを目標としています。

実施可能な検査、治療

  • 心電図
  • 心臓超音波検査
  • PWV/ABI
  • 血管内皮機能検査
  • CPX(心肺運動負荷検査)
  • Holter心電図検査
  • 冠動脈造影検査
  • 右心カテーテル検査
  • PCI (Percutaneous Coronary Intervention)
  • 冠血流予備量比(FFR)/RFR
  • 血管内超音波検査
  • 下肢PTA
  • IABP
  • 一時的ペースメーカー
  • ペースメーカー植え込み術
  • ペースメーカー交換術
  • 植え込み型心電計
  • 冠動脈CT
  • 心臓リハビリテーション(入院、 外来)
  • CHDF(持続濾過透析)
  • ASV(陽圧呼吸療法)
  • HOT(在宅酸素療法)

体制の整備

日本循環器学会研修関連施設認定

腎臓部門

  • 腎臓外来を設け、合併症を持った腎臓病患者さんの紹介も多く、地域の腎センターとして機能しています。
  • 透析ベッドは30床(+病棟2ベッド)のみですが、急性腎不全、薬物中毒、多臓器不全などの血液浄化療法に取り組み、慢性期のみならず、急性期の救急対応に力を発揮しています。
  • コンピュータによる透析管理のシステム化により安全性の向上をはかっています。

内分泌・糖尿病部門

  • 糖尿病外来が12単位、甲状腺外来が1単位と多くの患者さんを診療し、長い歴史の中で地域の内分泌、代謝疾患のセンター的な役割を担っています。
  • 糖尿病合併症治療をふくめ、治療が完結する唯一の病院のため、地域の医師との病診連携を推進していく予定です。
  • とくに糖尿病は、ご本人の生活管理が重要です。教育入院や糖尿病教室による地域の住民の方への啓蒙活動にも取り組んでいます。

総合診療部門

  • 初診外来、総合診療予約外来を担当しています。
  • 平日日中の内科系救急外来を担当し救急車の受入対応を主に行っています。
  • また、地域の開業医の先生方からの紹介を受ける窓口機能も有しています。
  • 常勤医師不在領域における入院患者対応も総合診療科が中心に担っております。
  • 高齢者に見られるような多専門領域にまたがる疾患の管理だけでなく、生活面や家族背景を考慮した介護福祉と連携した診療を実践しています。
  • 詳しい内容はこちらからご確認ください。

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