特別養護老人ホーム「とね虹の里」について

2025年10月01日

社会福祉法人とね虹の会
特別養護老人ホーム とね虹の里
施設長 戸丸隆彦
介護士長 御園生真人

戸丸隆彦施設長より一言

2018年11月に「とね虹の里」が開設し6年が経過しました。
開設当初は、多くの方からお申し込みをいただき、待機者が200人を超えるという大きな反響がありました。特に組合員の皆さまからは、申し込みの際に「とね虹の里」への強い想いと期待をひしひしと感じておりました。開設から7年目を迎えます。あらためて組合員の皆さま関係者の皆さまにご自身やご家族にとって安心・安全な暮らしの場としてご活用いただければ幸いです。

特別養護老人ホーム(特養)とは

特養は、常に介護が必要な高齢者を支援するための公的な福祉施設です。主に要介護度3・4・5と認定され、自宅での生活が難しい方が対象となります。
ここは単に介護を受ける場所ではなく、利用者が安心して生活を送れるように、そして人生の最期まで自分らしく過ごせるようにサポートをする場所です。「とね虹の里」では利用者の希望や尊厳を尊重した「看取り介護」も行っています。

どんなサポートをしてくれるの?

介護士や看護師、ケアマネジャーなど、さまざまな専門職が連携し、利用者の生活全般をサポートします。
当施設の主なサービスは以下の通りです。

  • 身体介助・生活支援:食事、入浴、排泄など、日常生活におけるあらゆる動作の介助や支援を行います。
  • 健康管理:医療機関と連携し、必要に応じて医師の診察や治療に対応します。特養には常駐の医師はいませんが、夜間でも看護師に連絡が取れる「オンコール体制」を整え、緊急時には救急搬送も行います。
  • 心身の活性化:レクリエーションや季節の行事、地域交流などを通して、心身の機能維持や向上を促します。畑仕事やクラブ活動など、利用者が楽しめる工夫がされています。
  • 栄養管理:管理栄養士が利用者の噛む、飲み込むといった機能に合わせて、食事の形態を考え、バランスの取れた食事を提供します。

どうやって入居するの?

入居までの流れは以下の通りです。

  1. 要介護認定を受ける:まず、お住まいの市区町村の窓口で介護保険の申請をします。
  2. 施設の情報収集・見学:ケアマネジャーに相談するなどして情報を集め、気になる施設は実際に見学します。
  3. 入居申込:必要な書類を準備し、施設に提出します。複数の施設に同時に申し込むことも可能です。
  4. 入居判定:申し込みを受け付けた施設が、介護度や家族の状況などを考慮して、入居の緊急性や優先度を判断します。
  5. 入居決定・契約:優先度の高い方から順に、施設から連絡が来ます。
  6. 入居:施設と入居日を調整し、入居となります。

入居後の生活はどんな感じ?

入居後の生活は、利用者のペースを尊重しながら、規則正しく楽しい一日を過ごせるよう配慮しております。

  • 日中の過ごし方:朝食後や昼食後には、自室でくつろいだり、リビングでテレビを見たりと、各自が自由に過ごす時間があります。クラブ活動や脳トレ、カフェといったイベントも定期的に開催されています。またご家族と一緒に外出、外泊をされる方もいます。
  • 食事:おせちや流しそうめんといった季節を感じられる特別な食事や回転寿司、ラーメンといった利用者のリクエストに応えたイベントも実施されています。
  • 夜間の過ごし方:早めに就寝する方もいれば、遅くまで起きて読書やテレビを楽しむ方もいます。
  • イベント:お花見やバーベキュー、花火大会など、季節のイベントが豊富に企画されており、日常生活の中に楽しみや活気があります。

御園生真人介護士長より一言

「とね虹の里」では、食事・排泄・入浴といった基本的な介護(三大介護)だけではなく、それ以上の価値を提供することを目指しています。
施設に入居されている方は様々な事情で私たちが普段している生活ができません。そういった方に対して私たちがすべきことは三大介護だけでいいのでしょうか?その方が望んだこと、願いを叶えたときにとても良い表情になります。それを一つでも多く作ることが重要ではないでしょうか?
身体的な不自由さや認知症によって、利用者様が諦めてしまった趣味や楽しみを私たちの介護の力で再び可能にすること、これが介護だと私は考えています。
特別養護老人ホームだからできること、さらに「とね虹の里」だからできることを増やし、利用者様の満足度の充実を図るとともに、職員もやりがいのある介護を行っていきたいと考えています。

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