インフルエンザ予防接種はお早目に~補助制度の利用で上手に予防~

記事中でご紹介している内容は、2013年度のものになります。

病院でのインフルエンザ予防接種は、今後も継続して実施しますが、接種する場合の費用や自治体の補助の内容が変更されている場合があります。
各診療所で実施しているものについては、利根中央診療所片品診療所にて確認またはお問い合わせください。

お問い合わせ先
〒378-0012 群馬県沼田市沼須町910-1
利根中央病院
TEL.0278-22-4321(代表)

〒378-0012 群馬県沼田市西原新町1864-2
利根中央診療所
TEL.0278-24-1202

〒378-0012 群馬県利根郡片品村大字鎌田3946-67
片品診療所
TEL.0278-58-3910

2013年10月01日

利根中央病院
診療情報管理課 課長
髙井 一茂

今年もインフルエンザ流行の時期が近づいてきました。インフルエンザの症状を抑えるためには、予防接種が有効です。しかし、費用を心配する声もあります。今回は自治体の行っているインフルエンザ予防接種の補助制度についてお話させていただきます。

予防接種は自治体が担当

平成13年の予防接種法の改正により、インフルエンザは二類疾病に分類され、市町村が65歳以上の住民を対象に予防接種を行うことになりました。しかし二類疾病とは個人予防に比重を置いた疾病であるとの位置づけがなされています。これは個人の発病・重症化防止及びその積み重ねとしての間接的な集団予防を図る必要がある疾病のことで、接種の努力義務はありません。
また、高齢者はインフルエンザにより、死亡率の高い肺炎を併発し易いといわれています。そのため、予防接種によって体内に抗体をつくり、インフルエンザに感染しにくくし、万が一感染しても重篤にならないために接種を行います。決してインフルエンザに感染しなくなるわけではないことをまず注意してください。

補助の対象者

予防接種法施行令により、インフルエンザの定期の予防接種を行う対象者(補助の対象)は、(1) 65歳以上の者、および、(2) 60歳以上65歳未満であって、心臓、じん臓もしくは呼吸器の機能又はヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害を有するものとして厚生労働省令に定めるもの、と定められています。あくまで「補助」の対象者なので一般の方(小児も含む)も接種可能です。

費用と補助の期間

一般の方のインフルエンザ予防接種の自己負担額は通常4,000円です。しかし、対象者の方は、各市町村で3,000円を負担してくれる為、自己負担額は1,000円となります。接種者個人による各市町村での申請手続きは特に必要なく、病院側で処理しますので、気軽に申し出てください。
補助の対象期間は10月1日~12月31日までです。それ以降でも接種自体は、ワクチンの在庫があれば可能ですが、自己負担額は4,000円となります。早めの接種をお願いします。

子供の接種

小児の予防接種についても少しふれておきます。小児は2回接種することになります。当院では予約制で、1回目が4,000円、2回目は2,000円です。現状ではみなかみ町以外は補助の対象となっていません。みなかみ町の方が接種する場合は窓口で一度支払いをしていただき、ご自身(家族)で役場へ申請していただくことになります。

自治体に確認を

2013年度の補助の額は各自治体とも例年通りとなる見通しです。また、沼田市在住の方は今年度から受診シールが必要となります。五月中旬に市から発送されていますので、接種の際にお持ちください。
また60歳以上65歳満で対象者(2)に該当する方は、必ず各市町村へ問い合わせてから、接種をお願いします。  

昼間の接種が出来ない方へ~時間外接種のご案内~

今年も、利根中央病院では、時間外でインフルエンザ接種日を設けます。時間内に接種が不可能な場合はぜひご利用ください。
なお、時間外インフルエンザ接種は、接種日、対象者に制限がありますので、問い合わせの上ご利用ください。

予防接種班会はお気軽に

とね診療所、片品診療所では、インフルエンザ予防接種班会の開催班を募集しています。3人以上の参加があれば待ち時間もなく、医師や看護師と懇談する時間も取れますので、気軽にご相談ください。

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