第1回利根中央病院 似顔絵セラピーを開催しました
2022年04月30日 病院からのお知らせ
入院患者様を対象に『似顔絵セラピー』を開催しました。
似顔絵セラピーは元気で仕事をしている時のこと、好きだったこと、好きだった場所などを傾聴しながら似顔絵で表現する癒しのイベントです。
今回似顔絵セラピスト・イラストレーターの『 村岡 ケンイチ さん』をお呼びし、第1回似顔絵セラピーを開催しました。村岡さんは150を超える医療機関で似顔絵を描き、その活動はテレビなど、多数のメディアで紹介されています。日米韓の三か国で行われた似顔絵国際大会・白黒部門でなんと5連続優勝されています。
似顔絵を描いてもらった方は、若くて元気だった昔の思い出を嬉しそうに、時折恥ずかしそうに話していました。「バリバリ仕事をしてたこと」「奥さんと出会った頃のこと」「温泉旅行に行ったこと」「音楽が好きでコンサートに行ったこと」・・・。自分の思い出が絵の中に表現された作品を見たときは、ニコニコの笑顔になる方もいれば、嬉しくて泣いている方もいらっしゃいました。
村岡さんは患者さんのペースに合わせながら優しく語り掛け、最初は固くなっていた患者さんからだんだんと話を聞きだしていました。話しているうちに患者さんの固さもほぐれてきて、心を開いていく様子がはっきりと分かりました。話を聴くところから絵を渡すまでのすべてが癒しになっているのだと感じました。
今後は村岡さんに教えていただきながら、病院の職員が似顔絵を書く似顔絵セラピーを行いたいと考えています。患者さんを笑顔にする似顔絵セラピーを病院全体で盛り上げていきたいです。