院内災害訓練

院内災害訓練が実施されました。(2014年11月29日(土)実施)

11月29日(土)に院内災害訓練が行われました。今年度は、DMATの関東ブロック訓練が同日に群馬で開催され、それに合わせて土曜日午前中の外来を休診にして実施しました。  
模擬傷病者の学生さんや、外部スタッフの参加を含め、総勢180名以上が訓練に参加し、その他にも関東地方のDMAT9隊が訓練に合流して、非常に大規模な訓練となりました。
本訓練は、群馬県南部直下地震に連動し、片品村や利根町で地震が発生し、当院にも多数の傷病者が搬入される想定で行われました。
従来の訓練とは異なり、沼田病院から重症患者が搬送されてきたり、他病院のDMATが診療にあたったり、当院から相馬が原駐屯地に患者を送り被災地外の病院に自衛隊ヘリで広域搬送したりして、非常に大掛かりな訓練となりました。
今後も院内災害訓練を継続し、災害時には地域の災害拠点病院として役割が果たせるよう努めていきたいと考えています。

2014年度 院内災害訓練の様子

訓練開始前の模擬傷病者の仕込みとして、職員・医学生・看護学生57人に、ムラージュ(怪我の化粧)を施し、訓練開始。

発災通報を受け、災害対策本部を設置。院内を災害モードに切り替える。
消防隊やDMATと連携し、患者情報の収集や入院・搬送手段を決定する。

玄関前にトリアージセンターを設置。院内研修で認定されたトリアージナースが重症性・緊急性を判定し、院内へ搬送する。

トリアージタッグの色に応じ、レッド(重症)、イエロー(中等症)、グリーン(軽症)の重症度別の3ゾーンを設置。ゾーン毎に医師やスタッフ、医療資器材を投入して、患者の治療と安定化を図る。
この訓練中は、沼田病院からも重症患者6名が搬送されてきた。

県対策本部との連絡調整により、患者2名を相馬原駐屯地に搬送。自衛隊機CH-47で千葉県まで搬送し、本訓練は終了となった。

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