患者チーム

利根中央病院における入院患者の喫煙状況

2013年7月1日~ 2014年7月1日~ 2015年7月1日~ 2016年7月1日~
全入院数 5293 4520 4716 4054
喫煙者数 985 801 813 742
非喫煙者数 3896 3433 3641 3144
未記入 412 286 262 179
喫煙率 18.6% 17.7% 17.2% 18.3%

患者チームの目標

禁煙パンフレットの普及による禁煙や禁煙外来での禁煙により、患者様の禁煙率を下げ健康増進につなげる。

喫煙の調査を始めた理由

HPHでは以下のようにA1~E1まで疾病の治療に影響すると言われるデータモデル9項目(スクリーニング・アナムネ)があります。

  • A1.患者はBMI<20.5か?
  • A2.過去一月に体重減少があったか?
  • A3.過去一週間に食物摂取量が減少したか?
  • A4.重篤な病状があるか(化膿、やけどなど)?
  • B1.患者はBMI>25か?
  • B2.患者のウエストサイズは80cm(女性)もしくは94cm(男性)以上か?
  • C1.患者は1日30分以上身体運動をしているか?
  • D1.患者は毎日喫煙するか?
  • E1.患者の飲酒は7杯/週(週単位)もしくは14杯(月単位)未満?

患者チームではこれらの中から「喫煙」に注目して活動を始めました。また、群馬県の施策である元気県群馬21を調べると、喫煙はがん・COPDをはじめとする呼吸器疾患など、様々な生活習慣病の発症・重症化に大きく影響すると述べられており、禁煙と手術後の合併症に注目しました。海外の文献などをみると喫煙と全身麻酔手術後の在院日数に関係のあることが分かり、当院の患者について調査を開始することにしました。
そこで、全身麻酔の患者に対して、喫煙の有無・受動喫煙の有無・禁煙の希望・入院期間についてカルテより調査することにしました。また、産婦の喫煙状況についても調査しました。

喫煙調査2012年~

産婦の喫煙率 2012年~2013年

産婦の児に対する合併症 非喫煙者

※合併症の内訳:初期嘔吐・黄疸・低出生体重児・低血糖・呼吸障害・早産・口裂唇・多呼吸・水腎
※合併症の内訳:初期嘔吐・黄疸・低出生体重児・低血糖・呼吸障害・早産・口裂唇・多呼吸・水腎

喫煙・受動喫煙者

整形外科・外科・泌尿器科の患者の喫煙率 2014年1月~2015年7月

まとめ

産婦の喫煙率は8%、全身麻酔を施行した患者は16%の喫煙率でした。また。喫煙者のうち34%は禁煙に興味がありました。

禁煙教育2016年7月~

禁煙パンフと禁煙外来案内パンフを渡した入院患者数は合計1621人
禁煙パンフを持ち帰った外来患者数は合計44人
禁煙外来案内パンフを持ち帰った外来患者数は合計19人

  • 禁煙パンフ
  • 宣伝コーナーに禁煙パンフ配置

禁煙外来の来院患者集計

2016年7月から2017年6月までの禁煙外来患者数は合計23人でした。

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